琴電 仏生山 820型 1993.8.14

820型・8000型(810)共に豊川鉄道(現JR飯田線)が
昭和18年に製造した車輌で、新造当初はいずれも制御車でした。
その後、豊川鉄道が国有化されていわゆる「買収国電」となり、
宇部線・福塩線など中国地方の路線(ここも私鉄が国有化された区間)で活躍した後、
昭和37年に琴電入りしました。
そして820は電動車化され、
昭和51年には車体が更新され現在に至っています。



琴電 瓦町 8000型 1993.8.14

理由は分かりませんが、ユニットを組んでいるのに
それぞれ前面のスタイルが異なるのが面白いですね。
側面は同じようなのですが前面が異なるだけで印象がかなり異なって見えます。
また国鉄時代のなごりなのでしょうか、ベンチレーターがグロベンになっています。
現在、琴電は京王からの譲受車によって近代化が図られていますが、
1日でも長く運転してもらいたいものです。


作成:1998年1月