甘木鉄道 甘木 AR100形 1993.8.13

 甘木鉄道は福岡近郊の甘木とJR鹿児島本線の基山を結ぶ鉄道で、
第一次廃止対象路線であった国鉄甘木線を転換した路線です。
国鉄時代には朝夕のラッシュ時にしか列車が無く、
甘木から福岡・久留米への旅客は西鉄甘木線を利用していました。
転換後、交換施設を増やして列車を30分ヘッドとし、
交差しているだけだった西鉄大牟田線に駅を移設して利用しやすい鉄道とした結果、
旅客はうなぎ登りとなって黒字経営となりました。

車両は第三セクター鉄道では標準型とも云える
富士重工のLE-CarIIを使用したAR100形(上画像)と
AR201形(下画像)が存在しています。
AR100形はバスの機器を流用した車両で
長良川鉄道などに同型車が存在しています。



甘木鉄道 甘木 AR201形 1993.8.13

 AR201形は増加する乗客に対応するため、
平成4年に増備された車両で一両のみの存在となっています。
経年の短いバス部品をAR100形よりも減らしており、
車齢の長期化を図っています。


作成:2000年10月