JR西日本 広島 105500系 1999.7.18
当時、国鉄の財政事情のために地方路線の新製車はなかなか製造されず、
105系も福塩線、宇部・小野田線に投入されて以来、音沙汰がありませんでした。
しかし可部線の旧型国電置き換え、奈良・和歌山線の電化など
地方線向けの電車の需要が高まりました。
その頃、常磐緩行線では203系が投入され
従来からの1031000系に余剰車が発生しており、
この1031000系をベースに105系がうまれました。
JR西日本 広島 105系 1999.7.17
元が103系なので四扉となり、三扉の新製車と一目で区別が付きます。
常磐線の103系1000番代が改造のメインですが、
一部に103系の初期車も混じっており、103系そのままの前面をしています。
広島の改造車のクモハは105系タイプの前面ですが、
クハは全て103系タイプの前面の車です。
JR西日本 広島 105系 103系 1999.7.17
改造105系が投入された当初奈良線の電化がまだだったので、
一時期奈良線の105系も可部線を走っていた事もあります。
当時の可部線は福塩線の105系も入った事があり、
105系の展覧会のようでした。
作成:2000年1月