JR西日本 広島 115系 1999.7.17
広島地区のJRの主力はやはり115系でしょう。
80系電車や153系の後継として投入されました。
115系が選ばれたのは、広島の東にある山陽本線、
瀬野~八本松間(通称セノハチ)の25‰もの片急勾配に対処するためでした。
国鉄地代は115系の標準色である湘南色でしたが、
国鉄地代末期に投入された115系3000番代が新塗装化されたのを契機に
それまで3000番代が用いていた「瀬戸内色」を譲りうけて今に至ります。
JR西日本 広島 115系 1999.7.17
115系も最初に投入されてから長い年月が経つので、バリエーションが豊富です。
目立ったところでこの分散型クーラー搭載型があげられます。
恐らく165系あたりの廃車発生品を流用した物と思われます。
この頃は非冷房車も多く、また小型の新型クーラーが出始めた時期で
集中型クーラーで無い115系が登場した事自体、ニュースになりました。
JR西日本 広島 115系 1999.7.18
最近数少なくなった115系の原型前照灯車です。
兄弟形式の113系には数少なくなったとは云え
まだ原型前照灯車が多く残っていますが、
115系は広島・岡山の他はそのほとんどがJR東日本に属し、
更には前面強化改造に伴いシールドビーム前照灯となったので、
原型ライト車は激減してしまいました。
また湘南色の原型ライト車も広島地区に残っていましたが、
‘99年初夏に廃車となり消えてしまいました。
作成:2000年1月