琴電 仏生山 880形 1998.8.11

終戦直後の全国的な車両不足を解消するために、
国は大手私鉄に国鉄形の63形を配布する変わりに
保有している小型車を地方私鉄に譲渡する法策を採り、
これによって63形を導入した東武鉄道は琴電にこの880形を譲渡しました。
志度・長尾線用として活躍後、長らく休車となっていましたが、
志度線分離による長尾線用車両の不足から整備を受け現役に復帰しました。
しかし一時的に動いた後は、また予備車となって仏生山に
留置されてあまり稼動しないようです。



琴電 仏生山 880形 1998.8.11

運転台上の通風器が特徴でしたが、
復帰時の整備で埋められたようです。


作成:1999年10月