名鉄 下有知~神光寺 モ590 1998.7.25

廃止の話が長い間くすぶっていた新関~美濃間ですが、
遂に廃止が決定してしまいました。
名鉄の年間事業計画内の発表ではなく、
まるで降って湧いたかのような話だったので、
私のみならず多くの名鉄ファンが驚きました。
名鉄にとっては1988年5月31日の
岐阜市内線廃止以来の事です。
元々鉄道利用者数が少ないこの区間に名鉄と長良川鉄道(旧国鉄越美南線)と
二社が競合する区間とあっては順調な経営などはまず無理でしょう。
またここに限った話ではありませんが、
地方の交通の自動車化も大きな要因です。
ただでさえ少ない沿線人口の大半が車で移動するのですから、
鉄道が儲かるはずはありません。
今地方の私鉄が存廃の瀬戸際に立たされています。
1998年3月末には新潟交通と蒲原鉄道
(正確には廃止申請中)が廃止されます。
地方私鉄にとっては受難の時期です。
地方私鉄に明るい前途は開けるのでしょうか・・・。
名古屋鉄道美濃町線、新関~美濃間。
このひまわりはもう二度と紅い電車を見る事はありません。
種が再び土に戻り、そしてまた花を咲かせる頃、
そこにはもう線路はありません。
しかし何事も無いように季節は巡っていくでしょう。

さよならは言いません。この胸に留めておきます。


作成:1998年10月