JR東海
恵那~武並 JR西日本 165系
急行「ちくま82号」 1998.9.12
基本的に急行「ちくま82号」には前途のように
宮原運転区所属の165・167系が充当されます。
しかしこの編成は現在1本しか存在していません。
そのため165・167系が「ちくま」に充当できなくなった場合、
同じ設備を持つ日根野電車区の
165系2本による6連が「ちくま」を担当します。
JR東海
恵那~武並 JR西日本 165系
急行「ちくま82号」 1998.9.12
ここに掲載した画像ですが、いずれの区間も通常では
165系列が撮影不可能な中央西線、恵那~武並間・
土岐市~多治見間の名古屋方面行線です。
この区間はいずれも峠となっており、
複線化の時に新線をトンネルで開通させました。
その新線は双方とも、塩尻方面行線で、名古屋方面行線は従来からの
区間となり上下線で雰囲気がかなり異なる区間となりました。
現在、この区間を定期で名古屋方面に走る165系は840Mのみで、
しかも20時から21時に通過するので撮影は不可能です。
このため撮影の可能性が残されているのは
この急行「ちくま82号」と臨時の
「さわやかウォーキング」だけとなっています。
JR東海
土岐市~多治見 JR西日本 165系
急行「ちくま82号」 1998.8.14
これでは判りませんが、大阪より3連のみが日根野車で残りは宮原車でした。
前日の8/13は前者宮原車で運用されていましたが、
宮原車の一部が故障でもしたのでしょうか?
宮原車は原形ライト車、日根野車は基本的にシールドビーム車なので、
撮影しているときでも容易に判別できます。
また「ちくま」「くろよん」併結運用の場合は、
松本で6連を3連ごとに分割・併結するので日根野車が充てられます。
日根野区の165系は昔、急行「アルプス」の運用を
受け持っていた松本区の車輌だったので、
里帰りした気分になのではないでしょうか?
しかし、かつて共に活躍していた仲間達である
183系や169系・115系は昔の塗装では無くなり、
そして後継車も決まって少しずつその数を減らしています。
そんな中で国鉄色を頑なに守っているその姿は
思わず応援したくなってしまいます。
この姿を少しでも多く記録に収めたいと私は思います。
作成:1998年9月