岳南鉄道には、5000形導入前まで小田急車とともに自社発注車も存在していました。
元東急5000形が導入されたのち、大井川と近江に譲渡されました。



近江鉄道 米原 モハ1100 1991.2.5

日車標準車体の岳南自社発注車のモハ1100ですが、
足回りは旧型車の再用で車体更新ともいえる車両です。
近江鉄道には3両が譲渡され活躍しましたが、90年代前半に廃車となりました。
現在も彦根駅構内に留置されています。



大井川 千頭 モハ1105 1991.3.8

日車標準車をベースにステンレス試作車として製作されたのが、このモハ1105です。
腐食しないステンレスのボディを買われて大井川鉄道に譲渡されましたが、
単行でロングシートと大井川の運用には合わず、廃車となりました。
現在は千頭駅構内で倉庫として使われています。


作成:2003年10月