福井鉄道 木田四辻 600型 1998.1.1

福井鉄道久々の新車として注目を浴びた600型です。
しかも珍しい元名古屋市交通局の車輌で、名城線の1100型です。
元が第三軌条の地下鉄と云う事があって大改造を受け、
両運転台化に始まり足回りは昇圧で廃車となった豊橋鉄道の1900系
(さらに元をたどれば国鉄101系・111系になる)クーラーはバスの物を、
ワンマン機器やATSなど保安機器は600型の替わりに廃車となった
160型のものを使用するというモザイクのような車輌になったのでした。



福井鉄道 木田四辻 600型 1998.1.1

おそらく現在では数少なくなった比較的新しい15m車なので
わざわざこうまでして入線させたと思います。
四国の高松琴平電鉄も長尾・志度線の建築限界が16m車までなので
15m車である名市交東山線の車輌を大改造して投入されます。



名鉄岐阜工場 1998.2.15

名鉄岐阜工場には今も両運転台化工事で運転台を提供した車輌の残骸があります。
側面ドアを2ドア化した際に埋めた中間ドアの部分にはめ込んだ窓も
この車輌から採ったようで窓の一部がベニヤで塞がれています。



名古屋市交通局 久屋大通 1100型 1992.2.4


作成:1998年2月