JR東日本 中野 301系 1991.3.7

 営団地下鉄東西線との乗り入れ用に製造された301系です。
103系をベースに東西線5000系にも準じた設計となりました。
軽量化のためアルミ車体が採用され、
台枠など基礎の部分からアルミが使用されています。
また国鉄通勤型電車としては初めて
空気バネ台車が採用されるなど、凝った作りとなっています。
 当初ラインカラーは総武・中央緩行線に準じたカナリア色で、
301系はアルミ車体を活かして帯のカナリア色のみ塗装で
車体はクリアを吹いただけの銀色の電車でしたが、
クリアが剥げたり汚れが取れないなど評判が良くないために
無塗装部分も灰色に塗装されました。
その後ステンレス車体の205系が緩行線に入線すると、
誤乗防止のために営団東西線に合わせたスカイブルーの帯になりました。



JR東日本 中野 301系 1991.3.7

 東西線乗り入れ専用として製造された301系は
三鷹区を離れる事無く東西線直通運用に就いて来ました。
製造コストが高くついたので、その後の増備車は103系になりましたが、
編成組換え時に若干の廃車を出したほかはまだまだ現役で健在です。
しかし車齢は40年近くになっており、
103
1200系と同様にそろそろ代替車の登場が検討されそうです。


作成:2001年5月