琴電 瓦町 860形(870)・890形 1992.8.12

両車とも元は西武鉄道の車両で、後に山形交通に譲渡され、
同鉄道が廃止廃止されると琴電入りしました。



琴電 瓦町 860形 1993.8.14

860形は860・870共に、
西武鉄道204・205として1941年に登場し、
1960頃に西武から山形交通三山線に譲渡されました。
その際に1番上の画像のように先頭部が二枚窓になり、
両運転台の伝道者として活躍しましたが、
同線廃止後に琴電に譲渡されて電装解除工事を受け、
さらには片面を貫通化改造を施され、
2番目の画像のようになりました。
志度・長男線用として活躍して来ましたが、
1998年に両車共に廃車となり形式消滅しました。



琴電 瓦町 890形 1993.8.14

860形と同様に西武・山形交通と渡り歩いてきた890形です。
こちらは山形交通の高畠線で活躍していましたが、
こちらも同線廃止後に琴電入りしました。

いわゆる川造形で客室扉上にある弓形の雨樋が最大の特徴です。
今でも観る事が出来る同型車が東北の津軽鉄道や弘南鉄道に存在しますが、
いずれも予備車で廃車は時間の問題となっており、
この890形も1998年に廃車となり形式消滅しました。



琴電 今橋 3000形・890形 1998.8.10

末期は線路が琴平線・長尾線と切り離された志度線で活躍し、
3000形と組んで活躍していました。
3000形も遂に1999年に廃車が始まり、
徐々に姿を消して行く運命にあるようです。


作成:1999年10月