JR西日本 糸魚川 419系 2004.8.19

419系は国鉄時代の1982年に地方都市のダイヤを
列車型ダイヤから電車型ダイヤへと転換する際に
不足する電車を補う為に導入された形式です。



JR西日本 福井 475系 419系2005.8.18

元々交流区間ではローカル列車は客車や気動車が主体で電車は少なく
短編成化によって車両を捻出するのは限りがありました。
大半は急行削減により捻出された急行形電車を
近郊型改造をして投入しましたが
それでも足りない分は同じく当時削減されていた
寝台電車に充当されていた581/583系に
白羽の矢が当てられて近郊化改造が行われました。



JR東日本 直江津 (西)419系 (東)EF64
1000
2007.1.2

財政事情の非常に厳しかった国鉄時代だったこともあり
必要最低限の改造に留まったので
扉が狭い、トイレを封鎖しただけで撤去せずに
デッドスペースが存在するなど使い勝手が悪く、
特にラッシュ時での運用に難がありましたが、
後継車がなかなか登場しなかった為に25年以上も
北陸本線のローカル輸送の一端を担い続けました。



JR西日本 糸魚川 キハ52 419系 2007.1.2

しかし年月が経ち老朽化も進み、
敦賀以南直流化で交流区間が少なくなり
交流区間用の新型車両も登場した事もあり
2011年春に全車引退となりました。



JR西日本 富山 475系 419系2010.12.18

ラッシュ時には不評だった419系ですが、
元特急車なので座り心地はなかなか良く
データイムに座ることが出来れば
ゆったりとした気分を味わえました。



JR西日本 富山 475系 419系2010.12.18



JR西日本 金沢 419系 2002.1.1

ラッシュ時には3×2連の運用も存在しました。


作例:2011年5月