JR四国 阿波池田 「おおぼけトロッコ」 1998・8・10

四万十川に負けない渓谷美が展開する大歩危峡を走る
トロッコ列車の控え車にはキハ185系が使用されていますが、
緑色に塗られたトロッコ車、キクハ32に塗装をあわせるために
キハ185も緑のラインに変更されました。
そう、デビュー当時の塗装が復活したのです。
この塗装はキハ185系が登場した国鉄時代末期のものですが、
JR四国となって程なくコーポレートカラーであるライトグリーンを
各車両の塗装に採用したために、消滅した短命の塗装なのです。

JR四国 阿波池田 「おおぼけトロッコ」 1998.8.11

キハ185系は2000系には敵わないとは云え、
旧国鉄車両よりは強馬力の機関を積み高性能を誇ります。
しかしこの運用はその力を持て余します。
少々物足りないかもしれませんが、列車自体を売り物とするトロッコ列車なので、
これもまた花形運用といえるのかもしれません。


作成:1998年11月