蒲原鉄道 村松 ED1 1998.3.30

地方私鉄に限らず、検車区にはいろいろな変わったものがあったりします。
とうに現役を退いたものなどが余生を送っていたりもします。
これはED1電気機関車で、加茂開業時に貨物列車牽引用に
製造されましたが貨物営業の縮小廃止に伴い、村松構内にて昼寝の毎日です。
パンタを上げているように見えますが、あれでパンタは降ろしています。
よく見ると離線しています。
1930年日本車輌製ですが、米ボールドウィン社の機関車に
よく似ているので「ボールドウィン・スケッチ」と呼ばれています。



蒲原鉄道 村松 モハ12 1998.3.30

1987年の村松~加茂間廃止時に廃車となったモハ12です。
現在は車籍は有していませんが、
保存を前提に村松構内に保管していたものの保存の話が流れてしまい、
現在は電源を引いて休憩室と倉庫の役割を果たしているそうです。



蒲原鉄道 村松 1998.3.30

右下は、木造の貨車ですが、本線から切り離された位置にいるので
おそらく車籍は有していないでしょう。
塗装が完全に剥がれていますが、まだ倉庫としては使えそうです。
古き時代の好ましいスタイルを保っています。


作成:1998年6月